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Text and Interdisciplinary Topics Practice Test

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Question
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Q1

【環境現象(地震・津波)】次の文章を読み、設問に答えなさい。

本文(約330語):

明治(めいじ)二十九年の三陸(さんりく)津波を記した当時の報告には、次のような一次資料の抜粋がある。「海面(かいめん)俄(にわ)かに引き、沖(おき)は黒(くろ)く見え、やがて山(やま)のごとき浪(なみ)押(お)し寄(よ)せたり。人々(ひとびと)は高所(こうしょ)に走(はし)れども、家屋(かおく)・舟(ふね)ことごとく流失(りゅうしつ)す。」(『震災予防調査会報告』より)

現代の防災(ぼうさい)科学では、海面の急激な後退(こうたい)は津波の前兆(ぜんちょう)として重要視され、避難(ひなん)判断の指標(しひょう)となる。さらに、この記述は、観測機器が十分でなかった時代においても、人間の感覚的観察が災害記録として蓄積され、後世のハザードマップ作成やリスク評価に活用されうることを示す。日本で整備された津波警報(けいほう)や避難訓練の知見は、環太平洋地域のみならず、インド洋沿岸国の減災(げんさい)政策にも参照されてきた。一次資料の具体的な描写は、国際協力の場で共通言語となる「災害リスク削減」の議論に接続し、地域の経験を地球規模の課題へ翻訳(ほんやく)する役割を果たす。

訳(要旨):海が急に引いた後、山のような波が来て家や船が流された。

設問:本文に基づき、環境現象としての津波と地球規模の防災課題の関係を考える。

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